このところ話題の、ものづくりの品質低下。
コストダウンをせまられるがゆえに、ちょっとした部品を安価なものへとグレードダウンしているようです。
いたしかたないですよね。
もうこれ以上値段下げられません!ってところで頑張っていたのに、それが悪しき前例となり、もう一声の値下げをお願いしてしまう販売元。
そんな依頼を「さすがにそれは」とおことわりする、あるいは「それをするならここをこうグレードダウンさせます」と、はっきりとした提案ができない(または、させてもらえない)製造側。
安いものを求める消費者。
この一連の流れの中で、しっかりとした品質の商品を売ろうと思ったら、
・売り方を変える。
・安売りせず、適正な価格で売る。
これしかないのかなと思います。
………
1.売り方を変える
販売にかかるコストをどれだけ抑えられるか、です。
そのコストの一番手はおそらく人件費でしょう。
ECがここまで台頭し、お客さま側からも受け入れられているのであれば、EC中心に舵を切ってもよさそうです。
Amazonや楽天といった既存ECとの連携が手っ取り早そうな印象がありますが、ここもコストがかかるんでしょうね。
そして、もはや実店舗を大量に構える意義が薄れはじめていると言えます。
街の均質化も、実店舗で買い物する意欲を少なからず奪っているように思います。
とはいえ会話ができないECに対して、様々なアドバイスをお客さまにあわせてお話しすることができる、この実店舗のメリットをうまく生かさない手はありません。
店舗を集約する・営業時間を短くする、といった策で、
人の力を分散させずに集約することが鍵になるのではないでしょうか。
2.安売りせず、適正な価格で売る
安くすればお客さまが飛びつくのは当然です。
しかし世の中のセール連打により、小売業・ものづくり側は全体的に疲弊しきっています。そしてなにより、実店舗ビジネスの小売が、安さでECに太刀打ちすることはほぼ無理でしょう。現状はやみくもに抗っている印象です。
いいものを、いつも同じ価格で、淡々と売る。
一部のお客さまは失うでしょうが、製品のクオリティを求めるお客さまのことをがちっとつかむことができます。
………
そんなことを考えていたのですが。
イケハヤさんが、こんなことをおっしゃっています。
世界はつながり、お金はさらに余るようになる。
ロボットや人工知能の方が生産性が高いので、人間がお金のために働く必然性もなくなっていく。
そういう未来になると、伝統工芸のように「人間が作ったすばらしい作品」には高い価値が付くはずです。— イケダハヤト@仮想通貨 (@IHayato) December 7, 2017
というわけで、2018年は「伝統工芸」に注目してコンテンツを開発していきたいなー、と思っています。ここは2020年くらいに大きな金脈になっているはず。まずは業界の人と仲良くなることからかな……。
— イケダハヤト@仮想通貨 (@IHayato) December 7, 2017
ますます百貨店の存在が危ぶまれてきますね。
でも、伝統工芸品を長く長く伝えていくには、若い世代に興味を持ってもらわないと厳しい話ですもんね。後継ぎいない職人さん、たくさんいます。
うーん、考えれば考えるほど、小売の先が見えません。。
でも引き続き、打開策考えてみます。