百貨店時代のお話し

睡眠負債のおはなし

なんだかインパクトのある言葉ですよね。

睡眠負債。

睡眠不足と、どう違うの?と感じたのではないでしょうか。
わたしも思いました。ということで、調べました。

睡眠負債(すいみんふさい、英: Sleep debt)は、William C. Dement 教授(スタンフォード大学)により提唱された言葉で、日々の睡眠不足が借金のように積み重なり、心身に悪影響を及ぼすおそれのある状態である。
wikipediaより引用

睡眠不足を蓄積してしまうと、睡眠負債化する、という定義のようです。
たしかに、寝不足だなあと思う日が続くとしんどいですよね。続きすぎると心身ともに調子を崩す、というのも納得できます。そうはなりたくないものです。

でもこの睡眠負債、驚くことに、無自覚に陥っている可能性があるんです。

自分のベストな睡眠時間に対する思い込み

<思い込みその①>
テレビやら何やらで、”1.5時間おきにレム睡眠とノンレム睡眠の周期が一周して、気持ちよく目覚められる”という話を目にしたこと、ありますよね。この話を聞くと、”うーん、そうなると、7.5時間じゃ長そうだから…6時間がちょうど良さそうだ!12時に寝て、6時に起きよう!”と思いたくなると思うんです。

でもそれはあくまで仮説に過ぎません。仮説を立てたまま、自分に合っているかどうか検証しないでいませんか?本当に、6時間で良かったのでしょうか。

<思い込みその②>
仕事や子供の準備の時間があるから必ず朝○時に起きなければならない状況って、ほとんどの人に当てはまることですよね。もう長年の癖というか習慣で、自動的に起きられるようになっている、そんな人の話も聞いたことがあります。

就寝時間がまちまちではありませんか?朝かならず起きられるから、睡眠時間のことをそもそもあまり考えていない、なんて状態にはなってないでしょうか。

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いずれのパターンにしても、自分の睡眠はこれで良いんだ、という思い込みが少なからず生じています。もちろん、これで合っていれば何の問題もありません。

合っているかどうか、この機会に確認してみましょう。

睡眠時間が合っているか確認するには?

翌日に予定が入っていない日に、ぜひ実践してみてください。

・寝る30分前くらいから、スマホやテレビなどを見ないようにする
・寝るときに、遮光カーテンを閉めて部屋を暗くする
・目覚まし時計をかけない

この状態で眠ったときに、翌日自然と目が覚めたのが何時なのかを確認します。
普段意識している睡眠時間に対して+2時間程度で目が覚めれば、負債は貯めてないと言えるでしょう。
もし大幅に超えてしまった場合は、負債を貯めている状態です。普段の睡眠時間を少し長く取るように意識していきましょう。

寝溜めしてるからいいもんね〜

という人もいると思いますが、あまりおすすめできません。

体内のリズムをおかしくしてしまうからです。寝溜めした日はいいかもしれませんが、普段の寝起きや寝つきが悪くなる原因にもつながります。

わたしも以前は休みの日に散々寝溜めする派でした。寝溜めした日、起きてすぐは妙な達成感(あ〜すごい寝てやったぞ!的な)があるのですが、時間が経つと頭が痛くなったりしていました。その日の夜は目が冴えてしまって寝付けないし、次の日は起きにくいし。
今思うとあんまり良いことなかったですね。

自分に合った睡眠時間を見つけよう

毎日ちゃんと睡眠を取っている!と思っていても、思い込みのせいで、知らず知らずのうちに負債を貯めていた…なんて、もったいないですよね。

わたしも最近は毎日の睡眠時間が同じくらいになるよう調整しています。寝起きが少しずつ良くなってきました。6時間なのか7時間なのか、今模索中です。

睡眠は脳の働きに直結する、人間にとってなくてはならない行為です。どうあがいたって、寝ないと生きていけません。

自分に合ったスタイルを確立して、日中のパフォーマンスを上げていきましょう!