くらし

ゆめにまで見た、ペンダントライトを取り付けた

ペンダントライト…

あの、照明器具としてのメインにはなれないけれど、すこしまろやかな光をお部屋に足してくれる存在。天井からつつつと降りてきたその電球は、たとえ頭をぶつけそうな高さにあったって、なんなら点灯していなくたって、許される。

最近はインテリアショップでも種類がかなり豊富になりました。レトロなブリキのかさもいいし、気泡が見えるガラスのかさもいい。ワイヤーフレームも多く見かけますね。フィラメントが見える電球と合わせた途端の相乗効果は半端ない。
ペンダントライトは、いつだってスパイス的な変化をくれる。

だから、どうしても、わたしの部屋に欲しかった。

………


どうしても欲しかったので、つけました!

これは、結構な難事業というかある種の強引さをもって設置に至りました。

というのも。
天井にライトを付けられるコンセント的存在って、ひとり暮らしの賃貸だと1部屋1箇所しかないんです。デザイナーズマンションならあるかもしれないけれど、ほとんどのお部屋には、1箇所しかないはず。

天井を見てください。ライト用のコンセント、ありますか?
たぶん今お部屋のメインとなっているシーリングライトでもう使ってしまっているから、そんなコンセントっぽいものはないはずです。

でもわたしはどうしても諦められませんでした。

ということで、無理やり取り付けたわけです。

今回、この記事を書くために、実家のわたしの部屋にライトを取り付けました!
せっかくなので解説してみます!

※なんだか危ないので、まねするのはやっぱりおすすめしません

材料

・お好きなペンダントライト
・つっぱり棒(数キロでも耐えられるようなしっかり者)
・変換アダプター(家電量販店にあります)
・結束バンド(100均のDIYコーナーか電気製品コーナーあたりにあります)
・延長コード(長さ要検討)

やりかた

全体感としては、
天井のつっぱり棒にライトを付け、延長コードをはわせ、床のコンセントにつなぐ。
というものです。なんたる強行突破。笑

解説します。

①どこにライトを垂らしたいかを決める。

一見うきうきするところですが、ここで気をつけたいポイントがあります。
・天井の壁の両サイドは平行か?
(平行じゃないと、つっぱり棒が突っ張れません)
・吊るしたいところから、コンセントまでの距離はどのくらいか?
(あんまり遠いと壁をはわせるのが大変。窓枠や長押などをフルに頼りましょう)

②つっぱり棒を装着。

天井の、極力天井に近いところにつけたいです。
ここはしっかり突っ張らないと本当に危険なので、できるだけ高い台に乗ることで自分に余裕を持って取り付けられるようにしましょう。付けたら、ぐっぐって下方面に体重をかけて、ちゃんと突っ張れているかしっかり確認します。
わたしはテーブルに乗って作業しました。それでも、天井に向かってバンザイする形での取り付け作業になるので、けっこう汗出ます。笑 もちろん、ひとりでやりましたよ!だって当時ひとり暮らしだもの。今回も家族みんな出かけているもの。

③ライトに変換アダプターを装着します。

天井用のコンセントってライトが落ちないように、つめが付いています。つめを引っ掛け、さらにちょっとひねることによって、落ちにくくしているんです。この親切さが、いまはちょっとネックになっているわけですね。


ということでビックカメラさんで買いました。
パナソニック、WG4483、天井用の変換アダプターです。


片側がつめを引っ掛ける用、もう片側は普通のコンセントになっています。

ここに


電球側のコネクターのつめ部分を


引っ掛けて、ひねる。

結構力を入れてひねると、カチッと音がします。
これで普通のコンセント型に変わりました!
しっかり付いたかどうか、引っ張って確認してください。


④変換アダプターに、延長コードをつなぐ。

普通のコンセントに生まれ変わっているので、ここに延長コードをつなぎます。


しっかり差し込んで装着したら、これをカバーの中にしまいます。


しまうとき、接続部がゆるんだり、コードが変な風に曲がったりしないよう注意です!

ここで結束バンドの出番です。
つっぱり棒にうまくつなげながら、カバーの中にコンセントを収納していきます。


結束バンドは長さが短ければ、もう一本をつなげて長くすることができるので、うまく駆使していきます。


よいしょよいしょ

これで、あとは押し込めながら結束バンドを締めていきます。


だいぶ収まりましたね。
収めたら、結束バンドのぴろ〜んってなっている部分をハサミで切りましょう。

⑤延長コードを、つっぱり棒に沿わせて固定。

ここでも結束バンドを使います。つっぱり棒に、延長コードをはうようにしながら、結束バンドで固定していきます。

30センチに1箇所くらいのペース感でちょうどよかったです。
ここでは結束バンドをそこまで強く締める必要はありません。コードが波打っていてもいいので、どんどん止めていきます。


端まできたら、たるんでいる部分を少しずつ引っ張りながら、結束バンドの締め付けを強くして調節していきます。


ぴしっとしてきました。


いちばん端の部分はコードの重さの負荷がかかりやすいので、2箇所くらい止めておくとよいでしょう。

あとは壁面のじゃまにならないところにうまくはわせながら、最寄りのコンセントまでコードを到達させましょう。


まあ!ちょうどいいところに、こけちゃん!
(こけちゃんとは、そもそもわたしの自転車の名前です。)

こけちゃんの後ろにぐしゃぐしゃとコードを押し込めて…(ここにきて雑)

完成です♡
あーこれでお部屋でも作業がはかどるようになりました!まんぞく〜!

さいごに

無事ペンダントライトを取り付けることができました!
とっても満足しています。しかし…
このやり方、電気屋さんには怒られる気しかしません。天井のカバーの部分も、本来であれば天井とぴったりくっついてホコリが入らないようになるはずが、ちょっと空間があいてしまうため、ホコリが入ってしまいます。
万が一これで発火…なんてなったらシャレにならないので、マメにホコリを取るようにしたり、模様替えの時に接続し直したりするなどのメンテナンスに気をつかっています。あと、長時間点灯しないようにもしています。一応。

まねされる方はいないと思いますが、、くれぐれもご注意くださいね!

次実家を出るときは、天井にライトをたくさん付けられるところに住もう。