この本も、話題になったのはだいぶ前ですよね。
『嫌われる勇気』岸見一郎さん、古賀文健さん著
“誰でも幸せになれる”と言う哲学者のもとに、論破してやる!と青年が乗り込みます。人生の捉え方について、幸せになる方法について、ふたりが熱く議論する様子が会話スタイルで書かれています。
青年が疑問に思うポイントが、「まさにそれ気になった!」「そうそうもっと深く解説してよ〜」と、青年にかなり加勢しているうちに、ぐいぐい読めてしまいました。
ここからはわたしが個人的に残しておきたいメモです。
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・過去の経験に対して、どんなことがあったとしても、そこにどういう意味を与えるかによって自分の生き方が決まる。現在のあり方が決まる。
・自分には何が与えられているのか。その与えられたものをじょうずに使うこと。
・自分の課題と他人の課題に線引きをすること。
これ本当にそうだなあ。首をつっこみすぎないという感覚は持ってたけど、ちゃんと線を引く、か。
・人生とは、「いまこの瞬間をくるくるとダンスするように生きる、連続する刹那」。そして人生の意味は自分自身で与えるものだ。
………
自分のことだから、世界の見えかたも人生の捉え方も全部主観。主観だから、捉え方を変えれば、一気に見えかたが変わる。
そして人生の悩みはすべて人間関係と書かれていました。自分の意思をしっかり持って、他人の期待に沿うような生き方じゃなくて、自分がやりたいことやるべきことをやる。主張する。自分の課題と他人の課題に線を引くのも、ここにつながってきます。
だから、嫌われる勇気、なんでしょうね。
最後に。
“いまを強烈に生きる”
というフレーズがぐっときました。
そういえばわたしその傾向あります。全然意識してないんですけど、よくそんなにまっすぐ頑張れるね、って言われることもあります。一方、ここでそんな全力出す必要ないでしょ、もっと計画性を持ちなさいよ、と冷ややかに言われることもあります。
でもなんか、いまこれやりたいって思ったから、やる。やるし、やるからにはいつだって全力です(まあでもある程度の計画性はあったほういいので、そこは反省してます)。
くるくるとダンスするように。
ふと気付くと、”こんなところまで来ちゃった!”ということがあるようです。それ、わかる。
そんなかんじで今後も生きていこうと思いました。あしたもがんばろう。