年末からたのしみにしていたイベント、ついに先日参加してまいりました!
塩谷舞さん、矢島里佳さん、龍崎翔子さんによる”文化を育むビジネス”トークセッション。
刺激に次ぐ刺激で、終わったあともしばらくどきどきしていました。笑
あらためて、わたしの感じたことをまとめておきます。
矢島さんのすごいところ
- ただひたすらにまっすぐと、人のこと、和えるくんのことを考えているところ。
※和えるくん…矢島さんの会社”和える”のこと - 独特の空気感、世界観をまとっていて、それがよく見えること。
矢島さん、本を読んだときにもその清らかさに心打たれていたのですが。
”みんな人類である”という考え方とか、自分の会社を子育てするように捉えて取り組まれているところとか、そこには何の打算もなくて、ただただきれい。きれいで、真理をついている。
それら独特の世界観が今の矢島さんのたたずまいと言葉ひとつひとつに全て現れていて、空気感となって矢島さんのまわりにただよっており、それはもはや手に取れるんじゃないかってくらいはっきりと見えるくらい、確立されていました。
話している内容も、経営者なわけだからいくらでもゴリゴリお固いビジネス用語で語れるんだろうけど、言葉選びがやわらかいから、とっつきやすい。ご自身の頭の中でたくさんかみくだかれて、和えるくんに落としこんでいるんだろうなと感じました。
マネタイズで苦労したこととは?という質問に対して、人の採用の話をされていたのもとても印象的でした。
塩谷さんが、お金で苦労したんだよね?と振ったのは、矢島さんの本に書かれていた、お金のやりくりで困っていた時代に学んだことを聞いてみたかったからだと思うのですが。
たぶん、矢島さんの中ではそれは一時的な事態に過ぎなくて、お金を得ることのやり方どうこうというよりは、一緒に作り出す人をどうやって得るかということが本質で、結果的にマネタイズにつながっていく。ということなんだろうなあと感じました。深い。
龍崎さんのすごいところ
- ツイッターをナチュラルに使いこなしているところ
- 学生でありながら、だからこそ、これほどまでの話題性を生み出し、業界に対するチャレンジングができていること
龍崎さん、最初の方は緊張されているように見えましたが、話をし始めた途端の目の輝きようといったら。今自分が手がけていることが本当に楽しくて楽しくて仕方がないんだろうなあと、話を聞いていて、がんがん感じ取りました。
ツイッターは反応が早いから企画に対する反応がすぐ分かって良いし、引用リツイートにぽろっと書かれた、消費者側のわがままな一言がとても参考になるとのこと。そして、決裁権は、龍崎さんにある。感じ取ったことやそこで生まれた面白いアイデアを一瞬で実現できるそのスピード感の早さは、とても企業が真似できるものではありません。かっこいい…!
そしてなによりもその若さ。
現役東大生であり、感性がめちゃくちゃ高い。聞いたことのない言葉がたくさん出てきましたが、これが時代の最先端。
本日の@shokoryuzaki 龍崎語録
チル=高揚感の後にくるくつろぎの時間
ドープ=混沌としてるけどイケてるもの
シャバイ=大衆に媚びること
バイブス=醸し出す空気感、生き様
— 金井塚悠生(ちぇりーふぇにっくす) (@kyukirrs) February 3, 2018
最先端×行動力×考える力=龍崎さん。
これからも業界の課題に切り込んでいかれるとのこと、今後も気になる存在です。
塩谷さんのすごいところ
- 場の空気感をくみとって、みんなが聞きたいことを聞いてくださっちゃう
- おふたりの話を適度にまとめながら、次の話題へどんどんつなげていく
まず、初めて本物のお姿を見て、イメージが全然違ったことにびっくりしました。
もっと淡々とした、白っぽい雰囲気の方かと勝手に思っていましたが、とにかくよくしゃべるノリの良いおねえさんでした。すてき。
塩谷さんは、とにかくまとめるのがお上手でした。話がいろんな方向に広がりそうになっても、うまく元の方に戻す。塩谷さんもご自身で気付いたことを話しながら、質問しながら、次の話題につなげる、からめる。
時間も気になるけど、集中してお話し聞かないと気付きは見えない、でも全体的な流れもコントロールしなくちゃいけない。
むちゃくちゃ頭使うポジションだと思いますが、それをなんてことなく、さらっとこなされていました。
参加してみて感じたことあれこれ
・会社を出て、起業することやフリーで頑張ることが目的じゃない。普段の疑問がたくさんあって、それらについて自問自答する中で出てきた答えに対して、”じゃあ自分でやってみよう”っていう課題解決が目的。外発的にモチベートされても弱い。自分の中から生まれてきたモチベーションだから、とことん頑張れる。
・いかに自分がインプットしかしてこなかったか。最後の親睦会にて、インプットの量を増やしていることで満足してしまっていた自分を痛感。仕事で販売をしているから、話すことは嫌いじゃないんだけど、いざエネルギッシュな方々を目の前にするとほんとに全然話せませんでした。普段仕事で話していることと、自分がこれからやりたいことを話すこと、ここには大きな違いがあって、圧倒的に後者の方が難しい。難しすぎて逃げ出したいレベルだけど、自分はこれからどうなりたいのか?もっと自分に問いかけよう。
・”三方よし”の考え方は、今の仕事にもものすごく活きる。相手にとっても自分にとっても、社会にとっても良いことかどうか?わたしは百貨店にいる中で、どうしてもクリエイター側に無理をさせてしまう場面を何度も見てきました。これは三方よしかな?と、立ち止まって考えるくせづけをしようと思います。
・若い。みんな若い。親睦会で話した方々は全員年下でした。わたし、自分では若いと思っていたのに…。矢島さんが、”30になったら心はプチ隠居”と話していました。若い人の感性や観点にかなうものはないと。だから、自分ももちろん頑張り続けるけど、若い人の話はたくさん聞きたい、ということでした。わかりました。
世界の平均年齢28歳。
にわかに信じがたいけど、調べたらマジだった。
アラサーって上の世代から見たらまだまだ若者だけど、もうとっくに社会の中心にいるべき年齢なんやね。— 金井塚悠生(ちぇりーふぇにっくす) (@kyukirrs) February 3, 2018
もうすぐ28だよ…いや、まだまだこれから!
若さ全開のみずみずしいエネルギーに触れて、わたしも頑張ろうと決意新たにしました。
みなさま、ありがとうございました。