『言語化力』

言葉にすることの大切さをここ1〜2年で痛感していたので、短いnoteを書いてみたりライティングを習ってみたりしているのですが、なぜ「言葉にする大切さ」を重んじているのか、自分の中で説明がついているようでついていませんでした。

言葉にできることこそ理解できている、認識できている。言葉にできたら実現できる。そんな大雑把な捉え方でしかありませんでした。なんとなくの、ぼんやりした概念。

そこで今回『言語化力』を読んでみました。

この本は広告業界でいま攻めに攻めまくっているクリエイターの三浦崇宏さんが書いたものですが、読んでみて「言葉にする大切さ」をハッキリと捉えなおすことができました。

ふわふわと漂っている何かを言葉に落とし込むことができた途端、状況が変わりだす。しかも、良い方に向かって転がりだす。言葉にすることのパワーは、状況の認識や理解、実現だけじゃなく、それらをポジティブな事柄に進化させていけることに醍醐味があるのだろうと思います。本書に詰めこまれた、三浦さんのあらゆる具体例がそれを裏付けていました。

言語化によって、何事でも前に進むエネルギーを生み出している。

わたしは、こういう風に言葉を使える人と仕事をしていたいです。そのためには、まずは自分から、言語化できるようになる必要があると感じました。この本にはコツがたくさん紹介されています。どれも小手先で使えるものではなく練習と継続が必要ですが、それをやるべき時なんだろうな。いま。

ここで、この本の目次をかんたんに載せておきます。

序章 すべては言葉で変えられる −仕事も人間関係も人生も
第1章 「言葉にする」方法
第2章 印象に残る言葉、一生残る言葉をつくる
第3章 言葉で人を動かす
第4章 言葉で未来を指し示せ

『言語化力』p10〜12 「もくじ」より抜粋

ここでは章ごとの大きいテーマしか載せませんが、各章ごとにトピックスが7〜8つずつあって、その見出しを読むだけでも十分面白いです。「どんな話だろう?」と想像してから読み進めてみたのですが、どれも予想の上をいくものばかりでした…

特に、いまのわたしに響いたのは第1章「言葉の因数分解で自分を見つめ直す」です。ざっくり言うと、パッと浮かんだ感想にどんどん言葉を重ねて深掘りしていく作業です。これを意識的にできれば何かにつけて表現の幅が増えそうだし、思考も深く深く進んでいきます。とりあえずこの半年で自分を取り巻く環境が大きく変わりすぎたので、自分が進んできている方角が合っているか、因数分解して確認することからはじめてみます。

そういえばわたしは三浦さんのツイッターをフォローしています。

ツイッター界隈って言葉が強い人が多いですよね。そしてそういう人が人気を集めて万単位のフォロワーを抱えていたりします。それもそれで良いけれど、わたしには刺激が強すぎる節がありまして…

でも不思議と三浦さんには「強すぎる」と感じたことはありません。なんだろう、本当の意味で「言葉の力が強い人」って、責められているような嫌な感じがないんですよね。

それって、この一言に集約されているんだなと思います。

言葉を信じること。そして同じくらい言葉に怯えること

『言語化力』p206

三浦さんはたしかにインパクトのある(文中の表現を借りるならば「パンチラインのきいた」)ことを発信しています。時には自分にも当てはまるような、本質的ですこし胸が痛むようなことも。でも、言葉の使い方が人を内面から突き動かすような、あくまで自発的に動きたくなるような感じなので、押し付けられている感覚がないんですよね。

それはひとえに、言葉の力を信じていて、実際ご自身が自在に操れるようになったからこそ、言葉の受け取り側の目線に立つことを忘れないようにされているからなんだろうなと。だから、自分ごととして言葉が響くんだと思いました。

『言語化力』を読んで、言語化に挑戦していた自分を褒めつつも、まだまだ足りていないのでもっとわしわし言葉にするぞ!そうあらためて感じることができました。

目が覚めるような本です。また読み返そうっと。

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