お手軽に旅行するために欠かせなくなった”LCC”。片道1000円以下で買えることもありますよね!タイミングさえ合えば相当安く航空券が手に入ります。旅行好きとしては、LCCを全力で有効活用したいところ。
わたしは結構出発直前に行き先を決めることが多いのですが、それでもLCCであれば片道1万円を切るので、やっぱり重宝しています。
いつだって我らの味方!そんなLCCではありますが。
このところ、荷物の持ち込み制限が厳しくなっているのをご存知でしょうか…?
何が制限されているのか、というと、重さ。
カバン2個までなら行けるでしょ、と甘く見ていると、痛い目を見るかもしれませんよ。
この記事は、
・やられた…LCC荷物制限×沖縄那覇空港のワナ
・各社の重量制限、どうなっているの?主要9社比較リスト
以上2本立てでご紹介していきます。
やられた…LCC荷物制限×沖縄那覇空港のワナ
沖縄4泊5日に行ったときのこと。海沿いドライブができて、一番安く行けるところを探した結果、沖縄が最安でした。バニラエアで、片道8000円。出発2週間前を切っていたので、これが最安値だったかなと。
出発当日、いそいそと沖縄行きの飛行機にチェックインする列に並ぶと、そこには今までには見かけなかった、体重計がありました。
2018年10月末から、手荷物は2個まで、かつ合計7キロまでという制約ができたようです。それで、しっかり計量しているとのこと。ひとまず5キロでクリア!無事沖縄へはばたきました。
沖縄では開放感に任せて、お目当てのシークワーサージュースやパッションフルーツジュース、会社のみなさんへのお土産のちんすこう(大量)などなど、いろいろおいしいものたちを買いました。楽しかったなあ…!
最終日、那覇空港で最後のソーキそばとオリオンビールをいただき、ほろよい気分でLCCターミナルへ。これがまたけっこうぎりぎりだったんですよね。
本当に、ソーキそばおいしかったなあ、、
そんな余韻に浸る中、突きつけられる体重計。
あらま〜わすれてたわよ!
とりあえず重さのあるものをいくつか強引にコートのポッケにつっこみ、いざ計量。
”11キロですね”
なんでやねん!!!!!
そんなに買ってないって!!!(いや、買ったやん)
荷物の中の服を着たり、お土産をポケットにしまったりすることで、荷物を軽くできればいいそうなのですが。ほろ酔いのわたしでも、さすがに4キロも身につけられないと判断。潔く列を離れ、荷物をあずけることに。
そして荷物預かりカウンターにて、おにいさんより一言。
“4000円ちょうだいいたします!”
え??高くない??ほんとに??思わず若干酔いが覚める、高いなあ。でも酔いながらもカウンターの説明書きをじっと見て、手数料2000円と書かれていたので、必死に質問しました。2000円じゃないんですか、間違っていませんか?と。そしたら、
“お客さまはシンプルプランで、かつもうチェックインを済ませているから4000円です”
とのお返事でした。
どうやらわたしの”シンプルプラン”は、荷物を預けると重さ問わず2000円がかかるのが前提。で、もしチェックイン前に預ける判断をしていれば、webページから自分で手続きができるから2000円のままで済んだと。でも、今回カウンターで手続きをしたことにより、カウンター手数料でプラス2000円ですって!それで計4000円なり。
ひょえ〜〜
さらに追いうちをかける事実ですが、那覇空港のLCCターミナルには宅急便カウンターがありません。那覇空港本体に戻るには、直通バスに乗る必要があり、これが待ち時間+乗車10分ちょっとかかるという。ギリギリまで飲んでいたわたしにそんな時間はありませんでした。
ということで、泣く泣く4000円、お支払いしたわけです。
反省点
①シークワーサージュース、買ったお店から配送にしておくべきだった。
②旅行中、重さ制限のことをすっかり忘れていた。
③最後の最後まで沖縄気分でいたくて、ついギリギリまで飲んじゃって、時間の余裕がなくなった。
④成田は計量→チェックインだったけど、那覇はチェックイン→計量だった。これは流れとして、ものすごいトラップでは!動線何とかなりませんか…?
⑤LCCターミナルに渡る前に、宅急便として出しちゃえばよかった。
…次回はめっちゃ気を付けようと、酔っ払いながらも反省しました。
各社の重量制限、どうなっているの?
同じ過ちは二度と繰り返すまい。そして、この記事にたどり着いた方々にはどうかLCCを乗りこなしていただきたい。ということで、各社のルールをまとめてみました。
(2018年4月現在)
<機内に持ち込める手荷物の制限>
社名をクリックすると、機内持ち込み手荷物についてのページに飛びます。
航空会社 | 個数 | 重量 | サイズ制限 | 備考 |
ジェットスター | 2個 | 合計7kg | 36×23×56cm | ①② |
バニラエア | 2個 | 合計7kg | 40×25×55cm | ①③④ |
ピーチ | 2個 | 合計10kg | 40×25×55cm | ①③⑤ |
スターフライヤー | 2個 | 10kg | 40×25×55cm | ⑥ |
エアドゥ | 2個 | 10kg | 40×25×55cm | ⑥ |
ソラシドエア | 2個 | 10kg | 40×25×55cm | ⑥ |
エアアジア | 2個 | 合計7kg | 36×23×56cmと30×10×40cm | ①③ |
春秋航空 | 2個 | 合計5kg | 36×23×56cm | ①③ |
スカイマーク | 2個 | 10kg | 40×25×55cm | ⑥ |
備考欄詳細
①運賃プランによって持ち込み重量制限が変わる
②手荷物を預ける場合、チェックインカウンターではなく搭乗ゲートで預かることになってしまうと手数料が割高になる
③手荷物を預ける場合、事前にネットから支払い手続きをすると安く済む
④手荷物を預ける場合、空港カウンターで手続きすると追加手数料がかかる
⑤ ④を支払うにあたってはクレジットカード決済のみ
⑥手荷物を預ける場合、20kgまでは無料
個数・サイズ
基本的に、各社2個は持ち込めることになっていますね。
エアアジアについては大きさ制限が細かくなっています。ただ、正直エアアジア以外はどこも”ハンドバックなどの身の回り品に加え、もうひとつOK”という表記になっていますので、小さいカバンとちょっと大きいカバンを1つずつというニュアンスで捉えていた方が良さそうです。実際、”規定サイズ内でも乗せられない場合あり”と注釈をつけている会社もありました。
重量
ここが本当にシビアなポイントです。
声を大にして言いたいのは、合計7kgなんて本当にぺろっと超えてしまうということです。ノートパソコン1台で1kgちょっといきますもんね。わたしは荷物が少ない方なのですが、それでも簡単に到達してしまいました。
帰り道は絶対に絶対に荷物が増えるんです。だから、行きの時点で重量がギリギリだった場合は、帰りに事前に荷物預けの手続きをとるか、宅急便で送ってしまうかするのが得策です。お忘れなきよう!
後日、どの荷物がどのくらいの重さなのか、計量して追記しますね!
備考
20kgまで無料で預かってくれる4社は太っ腹だなあ…なんて思いましたが。
ジェットスターやバニラ、ピーチあたりの安売りで人気の航空会社は運賃プランが細分化されています。それはひとえに、必要なサービスを自分で選んで課金してねということ。最安値に目がくらんで内容を把握しないでいる、結局高くつくという事態に陥るわけですね。安かった!で満足しないようにしないと。
それとサーフボードやスノボなどのスポーツ用品は、各社規定が違っているので都度確認してみてくださいね。
賢く利用して、本当の最安値で旅行しよう
最安値で予約できた!やった!ってなっても、荷物で追加料金がかかったり、他にも到着時間が深夜早朝だったりすることもあるし、せっかくの旅行で損した気分や変な疲れを感じちゃうと、すごくもったいないですよね。
何が最善か、というのは、人それぞれ重きをおくポイントが違います。
最安値とは単純に最安値なのか、必要なものを織り込んでの最安値なのか。ここの意味合いは大きく違ってきます。
くたびれない範囲で、旅行に行く気がなくならない範囲で、プランニングを楽しんでみてください!
参考になれば幸いです。