くらし

やっぱり一人暮らしを取った5つの理由

半年前、わたしは2年間の一人暮らし生活に終止符を打ち、実家暮らしに戻っていました。しかしながら、やっぱり、一人暮らし最高だった!!!!そう感じたので、ものの半年で一人暮らしを再開するという、コスパの悪い結論に至りました。実家に帰ったのは貯金目的だったのに、その貯金を今回の引越し初期費用に使うんだもの。本当にどうかしている。してるけど。。

それだけ一人暮らしへのラブコールがハンパないということです!!

ということで一人暮らしに対してそれだけのお熱をあげる理由について語ってみます。今ちょうど一人暮らしにするか迷っているようでしたら全力で後押しさせていただけるかと、きっとね。

その前に、わたしを取り巻く現在の環境についてさらっと説明しておきます。

我ながら結構恵まれた実家暮らし

実は結構いい暮らしをしていると思うんです。いろんな好条件が揃っています、正直。本当にお母さんに感謝です。ここでは3つ紹介します。

①現在の勤務地と実家、同市内。

もうこれだけで実家出る理由なくなりますよね。社会人3年目までは通勤に1時間ほどかかっていましたが、4年目から実家近くで働かせてもらっています。地元なので、知り合いとの久々の再会が多すぎる…!それに何をするにも土地勘があるので話が早い。

②お母さんのごはんがおいしい。

料理作るの大好きなんですよ、母。それでいて仕事もしているからすごい人。外食したときに”これめっちゃおいしい!”って料理があったら、おうちで自分で作っちゃうし。栄養バランスもばっちり取れたごはんをいつもありがとう。

③お金が貯まる。実家に入れるのは15,000/月。

これもひとえに母が神。少なくとも5万は渡すつもりでしたが、そんなにいらないと。というかお金いらないと。それはあまりに忍びないので、いろいろ交渉した結果、たったの1.5万で決着がつきました。自分で稼いだお金は自分のために使いなさいと言ってくれるので、ありがたく貯金したりパソコン買ったり、自分のためにしています。

…やっぱりこう書き出してみると、あらためて、実家をわざわざ出る理由がなくなってしまうような。そんな気になってしまうほど、実家めっちゃ恵まれてます。

でも!でもね!わたしは実家を出ます。これだけの好条件が揃っていても出ます。

やっぱり一人暮らしを取った5つの理由

一人暮らしには、たくさんのメリットが詰まっています。わたしにとってそれらは、お金以上に価値があり、かけがえのないものだったということを、ようやく確信した次第です。ということで一人暮らしを取った理由を5つお話しします。

①機動力が高くなるから

機動力というのは、2つ要素があります。

1つは交通の便
実家と職場はたしかに同市内でした。しかし、実家は最寄駅までバスを使わなければならない場所にあります。職場は最寄駅前なので駅に出れば良いのですが、同じ市といっても結構広いもので。わたしが職場に行くには、バス停まで徒歩10分+謎の待ち時間+バス15分=計40分いう状況でした。
一人暮らし時代は、駅まで徒歩1分+電車15分=計20分ちょいだったので、単純に通勤時間が倍になっていたのです。朝は本読んだり有効活用できたけど、帰り道はそうもいかなかったりして。とても無駄な時間になっていました。
で、職場=最寄駅のため、これは単純に駅まで40分かかるということも意味します。それにより、今までサクッと参加していたボルダリングの集まりや各種楽しい飲み会、都心の探検など、一気に行かなくなってしまいました。わたしの売りは“フットワークの軽さ“だったはずなのに、それらを失い、なんだかもやもやする半年でした。バス代高いしさ。

機動力のもうひとつは、“おうちの中の便利さ“
実は実家が散らかり放題という話は前も書きましたが、ほんとにいらいらするのよ、これが。欲しいものがすぐ見つからない、何個も同じものがある。みんな使ったものを同じ場所に戻さない。そうするとまた欲しいものが見つからないわけですよ!つめきりとか!このループ、とてもしんどいと気付いてしまいました。
あと料理はわたしもすきなので、ほんとはごはん作ったりしようと思っていましたが、キッチンももうどこに何があるやら…母にしかわからない秩序がそこにはあったので、ノータッチが吉と判断。
いろんなものの場所がわからないことの不便さ。探すこと、あきらめること、代わりの案を考えること…こんなことにエネルギーを使いたくない!

このふたつの要素、実家に戻る前に予想していたことではありました。ただ、自分の行動力でカバーしようなんて思っていて。でも結局はとても重い足かせになってしまっていました。甘かった。。

②生きてる実感がほしいから

一人暮らしをしていたとき、家事がめちゃくちゃ楽しかった。
お掃除も洗濯も料理もぜんぶ、「あ〜わたしちゃんと暮らせてる!生きてる!」っていう実感につながっていました。さらにそれらを工夫してもっと良くしたり、効率よくしたりするのが、もう本当に楽しくて。こなせた!っていう達成感も毎日あって、自分をより良い方面に積み重ねて、加速している実感がありました。

実家だと料理は任せているし、洗濯掃除はするけれど、無限に散らかる状況。こなしたぞ!の達成感はあっても、次のスタートがまたゼロに戻っていて、積み重ねられない。せっかくなら、どんどん良くしたいのに。。

③ひとりでいる時間がほしいから

百貨店で働いているので、日中はとにかくしゃべっています。飲み会とかでもしゃべります。で、おうちに帰ってきて、ふっとひと息つきたい、つきたいのに、母と妹によるマシンガントークがはじまるわけです。これがけっこう面白いから、ついまたしゃべってしまう。全然休まらない事態。笑
しゃべるのは好きなのだけど、けっこう考えながら話している節があるので、時々無言になってひとりでぼーっとしないと持たないのです。

それと実家にいるとやたら相談を受ける。わたしは相談に乗るの好きだし得意だけど、母も妹もやるべきことが見えているのにやらない。もうね、やらない理由を探していて、ずっと同じ話をしてくる。頼むからどんどん前に進んでくれよ〜と思うけど、それを毎回言っても仕方ないしね。
ということで、時々会ってまとめて話を聞いて背中を押すスタイルが一番いいという結論です。距離をください。ひとりにしてください!

④お金の面で軽くプレッシャーをかけたいから

よく「追い込まないとできないくらいならやらなくていい」とか聞きますが。わたしは軽く追い込まれている状態が一番良いパフォーマンスで動けることを掴みました。実家では一人暮らしにかかる分の生活費(12万ちょい)をまるっと貯金にまわせましたが、逆に、お金に対する意識が下がりました。”まあいっかー買っちゃおう♡”が増えたよね。

今回引越すおうちの家賃、前回より3千円ほど上げました。これも自分への軽い追い込みのひとつ。この分を、百貨店からのお給料と各種節約から生み出すのではなく、このブログをはじめとする個人的な活動から生み出すことを目標にしたいと思っています。どういう方向にするのか、まだいまいち定まっていないけど、とりあえずやってみる!

⑤自分の感性をもっと尖らせたいから

②の生きてる実感にも重なるけれど、日々より良くしたい思いを積み重ねて動いていると、なんだか良いものを生み出せるようになるようです。自分で言うのは気が引けますが、一人暮らし時代のおうちに遊びにきてくれた友人はみんな「なんだこの空間は…!」といい意味で驚いてくれていました(いい意味だよね…?)。
わたしはインテリアとか料理が好きだから、その方面ですごく時間と手間をかけていましたが、ほかの趣味にかけたっていいわけで。自由な時間が多く生み出せる環境だからこそ、自分の好きなことをたくさんできる。そうすると必然的に好きなことのスキルやパワーが磨かれる!


一人暮らしを楽しめる時期は、ほんの一瞬しかない

人生において何のしがらみもない時間は、実はすごく限られた一瞬しかないのではないかと思っています。いつ結婚するか、子どもが生まれるか、介護がはじまるか。こうやってひとりを楽しめるうちに、とことんその時間をフル活用すべきです!
ちなみに、”こういうことを言っているから結婚できないんだよ”っていうツッコミはもう聞き飽きました。笑 そういう問題じゃないんです。

迷っているくらいなら、やってみたほうがいい。

わたしはもう、新しい暮らしに向けてさくさく準備を始めています。
とっておきの空間をつくりだすんだもんね〜!あーたのしみ♡