『USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門』

私の祖母が大阪に住んでいるので、USJが大阪にできたときからの様子をこの目で見て知っていました。最初こそ華々しかったものの、数回行ったら「もういいかな」と思ってしまったことも、それは自分だけじゃなくみんながそう思っていたことも、全部。

USJから、いつの間にかお客さんが離れていっていました。

だからこそ、ここ数年のUSJの巻き返しには驚きました。ハリーポッターができてからというもの、進撃の巨人やワンピース、かなり怖そうなハロウィンイベントなど話題に事欠きません。

いつの間にか「もういいかな」が、「また行ってみたいな」に変わっていったのです。

『USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門』は、この大躍進の立役者であった森岡さんによって書かれた本です。あれだけオワコンっぽくなっていたUSJを、どう立て直したのか。森岡さんの実体験がたくさん散りばめられていて、あれよあれよといううちに読み切ってしまいました。

この本自体は「マーケティング入門」ということで、マーケティングの教科書のようなものです。詳しく学んだことのない人でも、わかりやすく体系だてて説明されていくので、するする頭に入っていきますよ。

とりあえず、目次をご紹介します。

実際はもう少し細かく書かれていますが、ここでは大枠だけ抜粋しておきます。

プロローグ USJがTDLを超えた日
第1章 USJの成功の秘訣はマーケティングにあり
第2章 日本のほとんどの企業はマーケティングができていない
第3章 マーケティングの本質とは何か?
第4章 「戦略」を学ぼう
第5章 マーケティング・フレームワークを学ぼう
第6章 マーケティングが日本を救う!
第7章 私はどうやってマーケターになったのか?
第8章 マーケターに向いている人、いない人
第9章 キャリアはどうやって作るのか?
エピローグ 未来のマーケターの皆さんへ

『USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門』p10~
13

具体例が多く、しかもそのひとつひとつが面白いのでどんどんページをめくってしまいましたが、マーケティング的思考をするにあたっての基礎が存分に詰め込まれているので、一度読んだだけではとても吸収しきれません。

何度も何度も読んで、この思考を実践してみて、また読んで、、、マーケティングをわが身に落としこむには、この繰り返ししかないのかなと感じています。

ところで「マーケティング」というと、何か売りたい商品があって、それをどう売り込んでいくか?という概念のような気がしていました。

それは部分的には合っているのですが、マーケティングはもっと深かった。

「そもそも何のために売りたいのか」という問いからはじまり、それは「誰に売るのか」、売るために「どう戦力を集中させるか」、そして「どういう作戦」で仕掛けるのか。

この一連の流れがあって、マーケティングは成り立つのです。つい「どういう作戦」という部分に目がいきがちだったのですが、もっと上流に思いを馳せなければなりません。

私自身がそうやって考えるのが苦手(というかあまり考えたことがなかった)ので(販売やってたのにね)、こういうロジカルな頭の使い方を今後鍛えていきたいです。マーケティングの対象は、なにもモノだけじゃないもんね。自己PRだって、社内政治だって、仕事の進め方だって、マーケティングの考え方は活きるんだ。

だめだ、私の頭では一回読んだだけだとここまでしか言語化できませんでした。また読んだら、考えたことを追記することにします。

この本、今の仕事とマーケティングが関係ない人でも、いざ読んでみると思いがけない収穫を得られると思いますよ。すごくいい本でした。手元にずっと置いておきます。

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