お店づくり

京都でUber Eats②報酬編

実際のところ、どれだけ稼げるのか?

自分の好きな時間にだけ受注することができるUber Eats(ウーバーイーツ)。そんな自由な働き方ならそこまでお金にならないんじゃないかな、というのがわたしの読みでした。

約2週間ほどUber Eatsを運んでみた成果を、ここに記しておきます。

まずは結果からどうぞ!

実際の画面のスクショです。こんな形で表示されます。

これが2019年3月30日〜4月13日の2週間の、週ごとの報酬です(報酬は、時間・地域・プロモーションによって異なりますので参考までにご覧くださいね)。

2週でおよそ50件のデリバリーをこなしたことになります。わたしはブーストなど(あとで説明します)をほとんど活用していないので、シンプルに運んだだけだとこのくらいの金額という目安にはなりそうです。

一方、単純に時間で見ると28時間半で2万円。つまり時給660円……に見えますが、わたしは待機の時間を使って別の仕事やブログを書き進めていたので、さして気にしていません。

ただ、完全にUber Eats一本で、待機時間を純粋なる待機として使ってしまうと割りに合わないなって思うかもしれませんね(その場合は待機場所を人気店の近くにして稼働率を上げたら良さそうです)。

この数字が稼げているかどうかは、なんとも言えないラインかもしれませんが。わたしとしては前回も書いたとおり、Uber Eatsの配達パートナーをする目的がお金以外に3つもあるので、それも果たしつつ週1万円が手に入るならいいかなと感じています。

稼働スケジュール/晴れの日のランチのみ

わたしにはへっぽこ配達パートナーの自覚があります……

自転車は好きで割と乗ってるとはいえ、背中にごはんを抱えながら京都の荒ぶる車道を縫うように走るなんて怖すぎて(市バスでさえ暴走してる荒れっぷりです)。

ということで極力事故リスクを抑えるために「晴れの日のランチのみ」という制限を設けました。

  • 天気を確認(強風/雨の日は乗らない)
  • 晴れなら、11時頃にはおうちを出れる状態にスタンバイ
  • それと同時に配達パートナー専用アプリを「オンライン」に
    (こうするといつでも依頼が入る状態になります)
  • 依頼が来次第、レストランへGO!
  • 依頼が入るまでは、おうちでパソコン作業や読書
  • 15時〜17時頃まで「オンライン」

こんな形で稼働するようにしています。すごく自由ですよね…!

Uber先輩(Uber Eatsの先輩のことを勝手にこう呼んでいます)のブログをいろいろ見ていると、「〇〇公園はトイレが綺麗」「〇〇にベンチがあって待機しやすい」など、外で待機しているようなことが書かれているのですが。

わたしは幸いにも自宅近辺にUber Eats対応の大手チェーン店が複数軒あり、おうちで待機していても依頼が舞い込んでくるので、おうちからスタートできるし、待機時間になったらおうちに戻ることにしています。本当にありがたい……!

1週目/他のバイトもあり週3日稼働

7,763円の週です。

この週はデビュー戦だったし他のバイトをがっつり入れていたので、週3日にとどまりました。木曜日の4,300円が2週間通して最大の売上だったのですが、これはもう人気店の依頼をひっきりなしに承れるループにハマれたことが要因です。同じマクドを3往復くらいしました。マクドよ、ありがとう!

2週目/専念できたかも?週5日稼働

13,320円の週ですね。

月曜はバイトでしたが、火曜日以降は連日挑戦してみました。依頼が来るかどうかは本当に日によって違っていて、マクドループに入れる日もあれば、やたらめったら中心地から遠いところの配達が続く(=帰り道に依頼が飛び込むことが少ない=効率落ちる)日もあって、ああこういうのを運ゲーというのかもしれないと思いました。

あと初めて土曜日に乗ったのですが、ファミリーからの依頼が多いようで3人前とかの重い注文が目立ちました。配達パートナーの報酬に注文者の注文金額は関係ないので、平日のおひとりさまランチの方が軽くてありがたいですね。

でもファミリーのおうちに行くのは、なんだか楽しいものを運んでいるような気持ちになれるので、わたしまでわくわくします。玄関先にお子さんが取りにきてお礼をしっかり言ってくれたりすると、わーうれしい!って思います。えへへ。

報酬体系について

配達パートナーの報酬はこのように決まっています。

  • 基本料金
    →{受取料金(215円)+受渡料金(105円)+距離料金(60円/km)}×0.9
    ※10%が手数料としてUberEats側に抜かれます
  • ブースト率(1.1倍など/出てくるドライバーは限られています)
  • インセンティブ(+100円など/ピークタイムによく出ます)
  • クエスト(◯回乗ったら+300円など)

こちらは京都の料金体系です。考え方は全国共通ですが、東京の基本料金は高く設定されています。

依頼によって変動する要素としては距離料金・ブースト率・インセンティブあたりですね。クエストはボーナスっぽい感じです。

ちなみにブースト率・インセンティブ・クエストでもらえた金額は基本料金の数式には当てはめず、単純にプラスオンされますよ(=Uber Eatsへ10%支払わなくてよい)。うれしい。

どうやったら効率良く稼げる?

まだたったの2週間しか働いていませんが、なんとなく効率の良いルートがわかってきました。これを実践すれば、稼働率が上がるのではないかなと思っています。

ピークタイムには四条烏丸へ

京都のランチタイムでいうと、だいたい11時半過ぎには四条烏丸を中心として、東・京都河原町駅、西・大宮駅、南・五条駅、北・丸太町駅らへんの円の中に入るといいかなと。特に四条烏丸は先程も触れた通りお店が多くていいですね。

そうそう、烏丸駅〜京都河原町駅間の四条通りは、車道含めて自転車の通行がNGになっているので、裏道を通ることをおすすめします(四条通りを南北に横切るのはOKですが東西移動がNGです)。

同じく京都河原町駅〜三条駅方面の河原町通りも車道含めて自転車の通行がNGです(南北移動がNG)。うっかりこの道に入ってしまうと、ものすごい肩身が狭い&押して歩くからスピードが落ちるので、避けるようにしましょう。

クエスト・ピークタイムを使えば売上は跳ねる

クエストとは、「◯回乗ると+300円」というようなボーナスのことです。雨の日土日に多く出てくる気がします。

※小雨の日に乗ってみたところ、12時〜15時フル稼働で5,100円となりました。雨の日、おそるべし。後日あらためてまとめます。

「そろそろ切り上げようかなあ」というときにクエストを確認すると、実はあと1回乗れば+1,200円なんてこともあったりします。1回くらいなら、もうひと頑張りできそうですよね。みすみす逃さないようにチェックするといいと思います。

また、ピークタイムになると地図上に「1.1倍」「+150円」などと表示が出るゾーンが発生します。ここは今まさに注文が立て込んでいる人気地域ですので、その中にいるとうまく乗っかれますよ。

※ただ最近は配達パートナー人口が増えているようで、せっかく+125円って出ているのに依頼が入らない事態も起きています。わたしも経験しました。なんかさみしい。

ランチは12時台がピークです。ピークタイムだと注文者のところに向かっている間に次の依頼が舞い込むことがあります。そうすると配達完了と同時に次のレストランに向かえばよく、無駄のない動きを取れます。バンバン依頼が入る時間帯にはオンラインにしておくのが必須かなあと思いました。

電動自転車など自分が楽なものに乗る

これは地味に大事なポイントです。自転車って人力なので、配達を続けているとやっぱり疲れてくるんですよね。わたしはロードバイクなので比較的楽に早く漕げる方ではありますが、電動自転車にはかないません。

ガチ勢ともなると月極で電動自転車をレンタルするようです。昼も夜も乗り回せば、1日2日で1ヶ月分のレンタル代には届きそうなので賢いですよね。説明会で教えてもらった時は「そこまでわざわざする?」って思いましたが、実際に運んでみたら選択肢としてアリだと感じました。本気で稼ぎたいなら、そこまでやるといいです。

信号にかからないようギザギザ進む

たぶんこれは碁盤の目に整備された京都ならではの策です。

レストランから目的地まで、たとえば烏丸通りをまっすぐ行って三条通りで曲がれば着くとします。もちろんその通りに行ってもいいのですが、烏丸通りはなんせ信号が多いです。

ということで、できるだけ早いタイミングで一本裏にずれつつ、以後も信号や車のタイミングを見計らいながら交差点をギザギザ曲がって目的地に向かうと、ほとんど信号待ちをせずに到着することができます。

図にするとこんな形です。

早く離脱したい通りは、四条通り・丸太町通り・烏丸通り・寺町通り・河原町通りあたりです。

ちなみに堀川通りや御池通り、五条通りは自転車道がしっかりしていて走りやすいので、多少の信号待ちも我慢します。裏道とはいえ、やっぱり車道を走るのは怖いんです……

正直、運要素もあるかも

依頼が来るときって、レストランの場所はわかるんですけど、注文者の位置はわからない状態になっています。

京都河原町駅近くのマンションに届けることもあれば、めっちゃ北のはずれに行くこともあります。

ピークタイムだったら件数を多くこなした方がお金になるから京都河原町駅近くのお届けはラッキーだし、15時過ぎとかのあまり依頼のない時間帯だったら遠くに行けた方がいいし。

でもその理想通りの依頼かどうかは蓋を開けてみないとわからないわけです。

稼働率を上げるために備えることはある程度できるけど、あとは運ゲーかなと思っています。それが楽しかったりもするんだけどね。

支払いは月曜締め→翌々月曜払い

Uber Eatsは週払いのシステムです。割と早いスパンで手元に現金が入るので、収入が途絶えて抜き差しならない状態の人にとってはかなり安心感のあるスケジュールでは…?と思っています。

本当は翌月曜払いなのですが、海外の銀行から送金されるため着金に1週間ほどかかるようです。ということで2週間後くらいに手元にお金が入るイメージでいるのが良さそうですね。

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Uber Eatsはかなりゲーム感を味わえるシステムになっているので、ハマる人はハマるやつだなと感じています。わたしもハマっています。

ただやっぱり肉体労働なので、体力勝負ではありますね。それがまたいいんですけどね。

あとはどうしても単純作業となるので、取り組み方次第ではひたすら消耗する予感がしています。わたしはUber Eatsで果たしたい4つの目的を達成したら卒業するつもりです。

これからも付き合い方を考えながら、引き続きUber Eatsがんばります。

次回はトラブル編にします。たった2週間ですけど、いろいろありました…!